• Home
  • 転職で住所未定の履歴書はこう書く!例文付

転職で住所未定の履歴書はこう書く!例文付

この記事の目次

転職活動中に引っ越しを予定している方にとって、履歴書の住所欄をどう記入すればよいか悩むことは少なくありません。特に遠方への転職や内定後に勤務地近くへ引っ越す予定がある場合、現住所と今後の住所が異なるため、どのように記載すべきか迷ってしまうものです。この記事では、転職と引っ越しが重なるケースで住所未定の履歴書をどう書くべきか、具体的な例文とともに詳しく解説していきます。

転職で住所未定の履歴書の基本方針

いつ現住所を書くべきか?未定・転居予定の判断基準と基本的な書き方

履歴書の住所欄には、原則として応募時点での現住所を正確に記載するのが基本です。たとえ近い将来引っ越す予定があったとしても、まだ転居先が確定していない段階では現在住んでいる住所を書くことが求められます。これは採用担当者が応募者と確実に連絡を取るための重要な情報だからです。

ただし、すでに転居先の住所が決まっていて引っ越し日も確定している場合は、新住所を記載することも可能です。その際は備考欄や本人希望欄に「○月○日転居予定」といった形で補足説明を加えると丁寧です。一方、内定後に引っ越す予定だが具体的な住所がまだ決まっていない場合は、現住所を記載した上で、別途「内定後速やかに転居可能」などの一文を添えることで、採用担当者に状況を適切に伝えることができます。

住所未定の状態で履歴書を書く際に最も大切なのは、正確性と誠実さです。嘘の住所を書いたり、曖昧な表記をしたりすることは避け、現時点での正しい情報を伝えながら、今後の予定についても明確に示す姿勢が求められます。

通勤時間・勤務地・交通機関への影響を履歴書でどう伝えるか

履歴書には通勤時間を記載する欄が設けられていることが一般的です。現住所から応募先企業までの通勤時間が片道2時間以上かかる場合、採用担当者は「本当に通勤できるのか」「長続きしないのではないか」といった懸念を抱くことがあります。そのため引っ越し予定がある場合は、その旨を適切に伝えることが重要です。

例えば、現住所からの通勤時間が片道90分かかるものの、内定後に勤務地近くへ引っ越す予定がある場合は、通勤時間欄に「現住所より片道90分(内定後、勤務地近隣へ転居予定)」といった形で記載すると、採用担当者の不安を解消できます。また、使用する交通機関についても具体的に記載しておくと親切です。電車やバスの路線名、乗り換え回数なども含めて書くことで、通勤の実現可能性を示すことができます。

転居予定がある場合、転居後の予定通勤時間も併記しておくとさらに良いでしょう。「現住所より片道90分、転居後は片道30分を予定」といった書き方をすることで、企業側も安心して選考を進めることができます。

採用担当者に与える印象と避けるべき表記(省略・同上・スペース)

履歴書の住所欄で避けるべき表記として、まず挙げられるのが「同上」や「〃」といった省略記号です。履歴書は公式な応募書類ですから、こうした略式の表記は不適切とされています。たとえ現住所と連絡先住所が同じであっても、両方とも正確に書き記すことが基本マナーです。

また、住所欄を空欄にしたり、スペースを残したりすることも避けるべきです。住所が未定だからといって何も書かないのではなく、現時点での正確な住所を記入し、補足説明を加える形で対応しましょう。採用担当者は数多くの応募書類に目を通しますから、不完全な記載や曖昧な表現があると、それだけで「準備不足」「いい加減な人」という印象を与えかねません。

逆に、丁寧で分かりやすい記載をすることで、誠実さや計画性をアピールできます。住所未定という状況であっても、きちんと説明を加え、連絡手段を明確にしておくことで、採用担当者に好印象を与えることが可能です。細部まで気を配った履歴書作成は、それ自体が仕事への取り組み姿勢を示すものとなります。

未定・転居予定の具体的な履歴書の書き方(例文・記入例)

現住所欄の正しい表記例:都道府県名・市区町村・番地はどう書くか

現住所欄には、都道府県名から始めて市区町村、町名、番地、建物名、部屋番号まで省略せずに記載することが原則です。例えば「東京都新宿区西新宿1丁目2番3号 ○○マンション405号室」といった形で、誰が見ても正確に場所を特定できるように書きます。

都道府県名を省略してしまう方がいますが、これは避けるべきです。特に全国展開している企業や複数の都道府県に拠点がある企業に応募する際は、都道府県名の記載は必須といえます。また、市区町村名も正式名称で記載しましょう。「新宿区」を「新宿」とだけ書いたり、「○○市」を略したりすることのないように注意が必要です。

番地の記載についても、「1-2-3」といったハイフン表記と「1丁目2番3号」という表記がありますが、履歴書では後者のより正式な表記が好まれる傾向にあります。ただし、企業によってはどちらでも問題ない場合もありますので、応募先企業の雰囲気や業界の慣習に合わせて判断するとよいでしょう。マンション名やアパート名も省略せず、正式名称を記入することが大切です。

ふりがな・漢字・算用数字・ハイフン・郵便番号の記載ルール

履歴書の住所欄には、ふりがなを記入する欄が設けられている場合があります。この際、都道府県名や市区町村名、町名にふりがなを振りますが、番地や部屋番号には通常ふりがなは不要です。例えば「東京都新宿区西新宿」に対して「とうきょうとしんじゅくくにししんじゅく」とふりがなを振る形になります。

数字の表記については、算用数字を使用するのが一般的です。「一丁目二番三号」ではなく「1丁目2番3号」と書くのが標準的な方法です。ただし、縦書きの履歴書を使用する場合は漢数字を用いることもあります。横書きの履歴書であれば算用数字で統一すると読みやすくなります。

郵便番号は必ず記載しましょう。ハイフンを用いて「123-4567」といった形で書くのが一般的です。郵便番号を記入することで、住所の正確性が増し、書類郵送の際にもスムーズになります。郵便番号が分からない場合は、日本郵便のウェブサイトで簡単に検索できますので、事前に調べておくことをおすすめします。

本人希望欄や備考に書くテンプレート:『内定後速やかに転居可能』『引っ越し予定』の例文

引っ越し予定があることを採用担当者に伝える際、本人希望欄や備考欄を活用するのが効果的です。具体的な例文としては、「内定後速やかに勤務地近隣へ転居いたします」「○月末に転居予定です」「入社までに通勤圏内へ引っ越しを予定しております」といった表現が使えます。

より詳しく説明したい場合は、「現在は○○県に在住しておりますが、内定をいただけましたら速やかに勤務地近隣へ転居し、通勤時間を30分程度に抑える予定です」といった形で、転居後の通勤時間の目安まで示すと親切です。これにより、採用担当者は応募者の本気度や計画性を感じ取ることができます。

また、すでに転居先の目星がついている場合は、「現在、勤務地周辺の○○区・○○市を中心に転居先を検討中です」と具体的なエリアを示すのも有効です。ただし、まだ何も決まっていない段階で具体的な地名を出すのは避け、「内定後速やかに転居可能」といったシンプルな表現にとどめておく方が無難な場合もあります。状況に応じて適切な表現を選びましょう。

連絡先の書き方(電話番号・メールアドレス)と封筒・応募書類の宛名ルール

履歴書には連絡先として電話番号とメールアドレスを記載します。特に引っ越し予定がある場合、確実に連絡が取れる番号とアドレスを記入することが重要です。携帯電話の番号は引っ越しをしても変わらないため、固定電話よりも携帯電話番号を優先して記載するとよいでしょう。

メールアドレスについても、引っ越しの影響を受けないフリーメールアドレスを使用することをおすすめします。GmailやYahoo!メールなどは住所が変わっても使い続けられるため、転職活動中の連絡先として適しています。ただし、メールアドレスはプロフェッショナルな印象を与えるものを選びましょう。趣味やニックネームが入ったアドレスではなく、氏名をベースにしたシンプルなものが望ましいです。

応募書類を郵送する際の封筒には、現住所を記載します。返信用封筒を同封する場合も同様に現住所を書きます。もし応募後すぐに引っ越す予定がある場合は、送付状や添え状に「○月○日以降は新住所へご連絡ください」といった一文を加えておくと親切です。また、新住所が決まった時点で企業に連絡を入れ、住所変更を伝えることも忘れないようにしましょう。

ケース別サンプル:引っ越し理由や時期ごとの記入例

内定後確定して転居するケースの記入例(入社・転居先が決まっている場合)

すでに転居先の住所が決まっており、引っ越し日も確定している場合の記入例をご紹介します。この場合、現住所欄には現在住んでいる住所を記載し、備考欄や本人希望欄に転居予定を明記します。

【現住所】大阪府大阪市北区梅田1丁目2番3号 梅田マンション301号室
【郵便番号】530-0001
【通勤時間】現住所より片道120分(4月1日に東京都港区へ転居予定、転居後は片道25分)
【本人希望欄】4月1日付で東京都港区○○1丁目2番3号へ転居予定です。転居後の通勤時間は片道25分程度を見込んでおります。

このように具体的な転居日と新住所を示すことで、採用担当者は応募者の計画性と本気度を評価できます。転居先の住所が完全に決まっている場合は、新住所の詳細を記載しても構いませんが、まだ契約前の段階であれば区や市のレベルにとどめておく方が安全です。

内定後速やかに転居可能と記載するケースの例(入社時期と新住所未確定)

内定後に引っ越す予定だが、まだ具体的な転居先が決まっていない場合の記入例です。このケースでは、転居の意思と柔軟性をアピールすることがポイントになります。

【現住所】福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目2番3号 博多ハイツ205号室
【郵便番号】812-0011
【通勤時間】現住所より片道150分(内定後、勤務地近隣へ転居予定)
【本人希望欄】内定をいただけましたら速やかに勤務地近隣へ転居し、通勤時間を30分以内に抑える予定です。転居に関しては柔軟に対応可能です。

この書き方であれば、現時点では遠方に住んでいるものの、採用が決まれば確実に通勤可能な場所へ引っ越す意思があることが伝わります。また、「速やかに」という表現を使うことで、転居に時間がかからないことも示せます。企業側としては通勤困難な応募者を採用するリスクを懸念しますから、こうした明確な記載は安心材料となります。

結婚・介護・引っ越しのため退社など理由別の見本サンプル

引っ越しの理由が結婚や家族の介護、配偶者の転勤などの場合、その旨を簡潔に伝えることで、採用担当者の理解を得やすくなります。ただし、プライベートな事情を詳しく書きすぎる必要はありません。

【結婚による転居の場合】
【本人希望欄】結婚に伴い6月に東京都内へ転居予定です。転居後の通勤時間は片道30分程度を見込んでおります。

【家族の介護による転居の場合】
【本人希望欄】家族の介護のため、5月末までに○○市へ転居予定です。新住所からの通勤時間は片道40分程度となります。

【配偶者の転勤による転居の場合】
【本人希望欄】配偶者の転勤に伴い、4月上旬に貴社勤務地近隣へ転居予定です。

これらの理由は正当なものですから、隠す必要はありません。むしろ明確に伝えることで、転居の必然性と確実性を示すことができます。ただし、面接では引っ越しの理由よりも、仕事への意欲や能力をアピールすることに重点を置くべきです。

フルリモートや勤務地未確定(複数勤務地)での特殊な書き方とアピール方法

フルリモート勤務の求人に応募する場合や複数の勤務地から選べる求人の場合は、住所の記載方法も工夫が必要です。フルリモートであれば、現住所をそのまま記載し、通勤時間欄には「リモート勤務」と記入するか、出社が必要な場合の通勤時間を記載します。

【フルリモート勤務の場合】
【現住所】北海道札幌市中央区大通西1丁目2番3号
【通勤時間】フルリモート勤務(月1回の出社時は片道180分、必要に応じて前泊対応可能)
【本人希望欄】基本的にはリモート勤務を希望いたしますが、出社が必要な際は柔軟に対応いたします。

【複数勤務地がある場合】
【本人希望欄】勤務地は東京本社・大阪支社のいずれでも対応可能です。配属先決定後、速やかに通勤圏内へ転居いたします。

このように、柔軟性と対応力をアピールすることで、企業側の選択肢を広げることができます。特にリモート勤務が主体の企業では、自己管理能力やコミュニケーション能力が重視されますから、そうした点も併せてアピールできると効果的です。

応募書類・面接での住所未定時の連絡と対応方法

面接で住所や通勤時間を聞かれたときの回答例と担当者への伝え方

面接で現在の住所や通勤時間について質問された際は、正直に現状を伝えた上で、転居予定についても明確に説明しましょう。採用担当者は通勤の実現可能性を確認したいと考えていますから、具体的な計画を示すことが重要です。

「現在は大阪に住んでおりますので、こちらのオフィスまでは片道2時間ほどかかります。ただし、内定をいただけましたら入社までに東京都内、できれば御社から30分圏内に引っ越す予定です。すでに不動産情報も収集しておりまして、内定後すぐに物件を決めて転居できる準備を整えております」といった回答が理想的です。

また、転居にかかる期間についても聞かれることがありますから、「内定から2週間程度で転居可能です」といった具体的な期間を示せると良いでしょう。引っ越しの準備状況や資金面での心配がないことも伝えられれば、採用担当者の不安を払拭できます。

入社後の住所変更手続き(住民票・住所変更・必要書類)の流れ解説

実際に引っ越しをした後は、速やかに企業へ住所変更の連絡をする必要があります。多くの企業では入社時に住民票の提出を求められますから、転居後すぐに住民票を移す手続きを行いましょう。転居から14日以内に転入届を提出することが法律で定められています。

企業への住所変更手続きには、通常、住所変更届といった書類の提出が必要です。人事部や総務部に確認し、必要な書類や手続きの流れを把握しておきましょう。また、給与振込口座や緊急連絡先なども変更が必要な場合がありますから、漏れがないようチェックリストを作成しておくと安心です。

住所変更に伴い、通勤手当の額も変わることがあります。新住所からの通勤ルートと交通費を計算し、必要な申請を行いましょう。定期券の購入前に会社の規定を確認し、承認を得てから購入することをおすすめします。

求人情報に基づく交通費・片道通勤時間の扱いと企業への確認方法

求人情報には通勤手当の支給条件や上限額が記載されていることが多いです。引っ越し前後で通勤費が大きく変わる場合は、事前に企業へ確認しておくことが大切です。特に通勤手当に上限がある場合、転居先の選定にも影響しますから、早めに確認しましょう。

また、企業によっては片道の通勤時間に制限を設けている場合があります。「片道90分以内」といった規定がある企業では、それを超える通勤時間では採用が難しくなることもあります。こうした情報は求人票に記載されていない場合もありますから、応募前や面接時に確認することをおすすめします。

「通勤手当の支給範囲について確認させていただきたいのですが、転居後の新住所からの通勤費はどのように計算されますでしょうか」といった形で、丁寧に質問すれば、企業側も快く答えてくれるはずです。こうした確認を怠ると、入社後にトラブルになる可能性もありますから、遠慮せずに聞いておきましょう。

企業側の視点:採用担当が見るポイントとよくある質問

採用担当が気にする表記(未定・転居予定・同上)が選考に与える影響

採用担当者は履歴書の住所欄を見る際、応募者が実際に通勤可能かどうかを最も気にします。遠方からの応募で住所が「未定」とだけ書かれていたり、説明が不十分だったりすると、「本当に転居する気があるのか」「口だけで実際には引っ越さないのではないか」といった疑念を抱かれることがあります。

逆に、「転居予定」と明記されており、さらに具体的な時期や転居後の通勤時間が示されていれば、採用担当者は安心して選考を進めることができます。特に、転居に向けた具体的な準備状況を伝えられると、本気度が伝わりやすくなります。

「同上」といった省略表記は、ビジネス文書としての完成度を下げるだけでなく、応募者の丁寧さや真剣さを疑わせる要因になります。履歴書は応募者の第一印象を決める重要な書類ですから、細部まで気を配った丁寧な記載を心がけることで、選考を有利に進めることができます。

通勤時間・交通手段・ルートで評価が変わるケースと対策

通勤時間が長すぎる場合、採用担当者は「体力的に続かないのではないか」「遅刻や欠勤が増えるのではないか」といった懸念を抱きます。一般的に、片道90分を超える通勤時間は長いと判断されることが多く、選考においてマイナス要素となることがあります。

ただし、通勤時間が長くても、座って通勤できる路線であったり、乗り換えが少なかったりする場合は、比較的負担が軽いと評価されることもあります。履歴書や面接で通勤ルートを説明する際は、こうした点も併せて伝えると効果的です。「始発駅から乗車できるため座席を確保できます」「乗り換えは1回のみで、通勤ラッシュの時間帯を避けられます」といった情報は、採用担当者の印象を改善する材料となります。

また、自転車や徒歩での通勤が可能な距離に引っ越す予定がある場合は、それも大きなアピールポイントになります。交通費がかからず、天候や交通機関の乱れの影響を受けにくいというメリットは、企業にとっても応募者にとっても魅力的です。

採用を有利にするための記載ポイント:連絡先・現住所・新住所の示し方

採用を有利に進めるためには、履歴書の住所欄だけでなく、全体を通して計画性と実行力をアピールすることが大切です。住所に関する記載では、以下のポイントを押さえると効果的です。

まず、連絡先は確実に連絡が取れるものを複数記載しましょう。携帯電話番号とメールアドレスの両方を記入し、どちらも日常的にチェックできる状態にしておきます。また、現住所は正確に記載し、郵送物が確実に届くようにします。

新住所については、決まっている場合は具体的に、未定の場合は転居予定のエリアや転居後の通勤時間の目安を示します。「○○区内に転居予定」「通勤時間30分圏内を目指しています」といった表現で、具体性を持たせることが重要です。

さらに、転居に関する質問や相談があれば柔軟に対応する姿勢を示すことも大切です。本人希望欄に「転居に関するご相談があれば、いつでもお答えいたします」といった一文を加えることで、コミュニケーションへの積極性をアピールできます。

よくある注意点とミスを避けるチェックリスト

住所の横書き/縦書き、マンション名・建物名・ドア番号の表記注意点

履歴書には横書き用と縦書き用があり、それぞれで住所の書き方が若干異なります。横書きの場合は算用数字を使用し、「1丁目2番3号」といった形で記載します。縦書きの場合は漢数字を使用し、「一丁目二番三号」と書くのが一般的です。ただし、最近では縦書きでも算用数字を使用することが増えていますから、使用する履歴書のフォーマットに合わせて判断しましょう。

マンション名や建物名は省略せずに正式名称で記載します。「○○マンション」「○○ハイツ」「○○荘」といった名称も、登記簿に記載されている通りに書くことが望ましいです。ドア番号や部屋番号も忘れずに記入しましょう。「301号室」「3-A」など、物件によって表記方法が異なりますから、正確に確認して記載することが大切です。

また、建物名が長い場合や複雑な場合でも、省略せずにすべて書き切ることが原則です。スペースが足りない場合は、文字を小さくするなどして対応します。住所の正確性は応募書類の信頼性に直結しますから、手間を惜しまず丁寧に記入しましょう。

郵便番号・算用数字・単位(片道・時間)の書き方チェックリスト

郵便番号は必ず7桁で記載し、ハイフンを入れて「123-4567」という形にします。郵便番号の記入欄が分かれている履歴書もありますから、その場合は各マスに1文字ずつ記入します。郵便番号を正確に書くことで、郵送事故を防ぎ、書類が確実に届くようになります。

数字の表記は統一感が重要です。横書きの履歴書では算用数字を使用し、縦書きの履歴書では漢数字を使用するのが基本ですが、最も大切なのは履歴書全体で表記を統一することです。住所欄では算用数字、通勤時間欄では漢数字、といったバラバラな表記は避けましょう。

通勤時間を記載する際は、「片道」という単位を明記することが重要です。「90分」とだけ書くと、往復なのか片道なのか分かりませんから、必ず「片道90分」「片道1時間30分」といった形で記載します。また、「約」や「程度」といった言葉を使って、多少の誤差があることを示すのも一つの方法です。

複数住所や同居人、住民票の扱い、応募書類送付前の最終確認項目

二拠点生活をしている場合や実家と一人暮らしの住所を行き来している場合など、複数の住所がある方は、主に生活している住所を記載するのが原則です。ただし、連絡が確実に取れる住所を優先することも考慮に入れましょう。応募書類が届く住所、面接の案内が届く住所として適切な方を選びます。

同居人がいる場合、特に記載する必要はありませんが、緊急連絡先として家族の連絡先を記入する欄がある場合は、同居している家族の情報を書くこともあります。ただし、プライバシーに関わる情報ですから、求められていない情報まで記載する必要はありません。

住民票については、現住所と住民票の住所が異なる場合があります。例えば、実家に住民票を残したまま一人暮らしをしているケースなどです。この場合、履歴書には実際に生活している住所を記載し、住民票の住所が異なる場合は面接時などに説明すれば問題ありません。

応募書類を送付する前には、必ず最終確認を行いましょう。住所に誤字や脱字がないか、郵便番号は正確か、電話番号やメールアドレスに間違いがないか、丁寧にチェックします。第三者に確認してもらうのも有効な方法です。小さなミスが選考に影響することもありますから、細心の注意を払いましょう。

テンプレート・ダウンロードと最終まとめ(成功する履歴書の作成)

未定住所用の履歴書テンプレート(横書き・縦書きの見本サンプル)

転職活動で引っ越し予定がある方向けの履歴書テンプレートをご紹介します。横書きと縦書きのそれぞれで、住所未定時の記載方法を示します。

【横書きテンプレート例】 現住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい1丁目2番3号 みなとみらいタワー1205号室 郵便番号:220-0012 電話番号:090-1234-5678 メールアドレス:taro.yamada@example.com 通勤時間:現住所より片道60分(○月入社時までに勤務地近隣へ転居予定、転居後は片道20分程度) 本人希望欄:内定をいただけましたら速やかに勤務地近隣へ転居し、入社日までに新住所からの通勤体制を整えます。転居に関するご質問があればお気軽にお申し付けください。

【縦書きテンプレート例】 縦書きの場合も基本的な内容は同じですが、数字の表記を漢数字にすることがあります。ただし、現代では縦書きでも算用数字を使用することが増えていますから、使用する履歴書のフォーマットに合わせましょう。

これらのテンプレートを参考に、ご自身の状況に合わせてカスタマイズして使用してください。

そのまま使える記入例・例文集:本人希望欄・備考・連絡先フレーズ

本人希望欄や備考欄に記載できる、そのまま使える例文をいくつかご紹介します。ご自身の状況に最も近いものを選んで活用してください。

「内定後2週間以内に勤務地近隣へ転居し、入社日には新住所からの通勤体制を整えます」 「現在、勤務地周辺の物件を検討中です。内定をいただけましたら速やかに契約し、入社までに転居を完了いたします」 「家族の協力も得られており、転居に関しては問題なく対応可能です」 「転居費用も準備済みで、内定後すぐに引っ越しできる状態です」 「リモート勤務と出社勤務のハイブリッド体制にも柔軟に対応いたします」 「通勤時間を30分以内に抑えることを目標に、転居先を選定いたします」

連絡先に関するフレーズとしては、「日中も確実に連絡が取れる携帯電話番号です」「メールは毎日確認しており、24時間以内に必ず返信いたします」といった補足を加えることで、コミュニケーションへの積極性を示すことができます。

転職活動で住所未定でも内定を勝ち取るための最重要ポイント

転職活動中に引っ越し予定がある場合でも、適切な履歴書の書き方と誠実な対応によって、内定を勝ち取ることは十分可能です。最も重要なのは、現時点での正確な情報を伝えつつ、今後の計画も明確に示すことです。

住所未定という状況を隠したり曖昧にしたりするのではなく、積極的に説明することで、採用担当者の信頼を得ることができます。「内定後速やかに転居可能」といった明確な意思表示と具体的な準備状況の説明が、選考を有利に進める鍵となります。

また、履歴書の細部まで丁寧に記入することで、仕事への真剣さや計画性をアピールできます。郵便番号から建物名、部屋番号まで省略せずに書き、通勤時間や連絡先も正確に記載しましょう。こうした細やかな配慮が、あなたの人柄や仕事への姿勢を伝えることになります。

転職と引っ越しを同時に進めることは大変ですが、計画的に準備を進め、企業とのコミュニケーションを大切にすることで、きっと希望の転職を実現できるはずです。この記事でご紹介した記入例やテンプレートを活用して、自信を持って転職活動に臨んでください。