三段論法で説得力を持たせる求人の書き方
あなたの求人には説得力がありますか?
いくつか文章を書く方法がある中で、説得力のある求人を書くには、”三段論法という論理的な文章構成の型”を使うことが、難易度が低くてオススメです。
この”三段論法”というテクニックを使えば、だれでも論理的な求人が書けるようになります。
演繹法(えんえきほう)とも呼ばれる方法です。
あなたも、この記事で三段論法という”型”を知り、三段論法の”型”を使って、求人を作れるようになりましょう。
人材サービスの業界では、”エージェント”と呼ばれる「求職者に仕事を紹介する専門家」が存在し、日々、求職者と会話を重ねています。
主な会話の内容は、「手持ちの案件で働いてもらえるように、求職者を口説くこと」です。
エージェントは、あの手この手で、手持ち案件のメリット・デメリットやベネフィットを、会話の中で求職者に伝える技術はとても高いのですが、「文章で同じように説明しなさい。」と言われると、まったく出来なくなってしまうのです。
(数十回、数百回と、会話の中で求職者に伝えているにもかかわらず!)
喋ることと、書くことは、本質は同じです。
しかし、書くことの方が、喋ることよりも、テクニックや小技による影響が大きく、「文章構成の型を知っているか知らないかの違い」が、そのまま説得力につながります。
ネット上にごまんとあるブログ記事でも同じことが言えて、文章構成の型を知らずに、思いつくままに書いていると、徐々に論点がずれていったり、論点が飛躍してしまったり、強引な展開になりがちです。
強引に展開される話には、情報の信用性にも直結して、胡散臭さにつながるので、絶対に避けるべきです。
そんなときに使いたいのが”三段論法”です。
三段論法を使えば論理的に求人の魅力を伝えられ、説得力のある求人になります。
三段論法ってなに?
三段論法とは、調査結果などによる事実や普遍的な前提から推理を進めていき、結論を導き出す方法のことです。
これは、古代ギリシャの哲学者であるアリストテレスが確立したテクニックで、論理的思考の法則として、現代でも広く使われています。
三段論法はどのように構成するか
三段論法は、二つの前提と結論で構成されています。
- 前提(1)
→AはBである - 前提(2)
→BはCである - 結論
→AはCである
これを身近な言葉と求人に置き換えてみます。
- 前提(1)
この求人は休みが多いし内容も楽 - 前提(2)
休みが多くて内容も楽な仕事は給料が少ない - 結論
ゆえに、この求人は給料が少ない。
何となくわかりましたか?
二つの前提をミックスして、そこから結論を導き出すのが、三段論法です。
(三段論法の中でも、さらにいくつか種類はあります)
このように順序立てて話を進めることで結論に説得力を持たせることができます。
もし「うちの募集は、こんなところが魅力的だ」と求人で主張したいのであれば、
- うちの会社は無料参加できる飲み会に力を入れている。
- 従業員は飲み会が楽しくて、長く働けている。
- ゆえに、うちの会社は、無料参加できる飲み会が魅力的だ。
これなら、単に「うちの募集は、こんなところが魅力的だ」と書くよりも伝わりやすいハズです。
根拠を述べるようなイメージですね。
三段論法を求人に活用する
三段論法は求人の作成以外にも、ブログ記事の書き出しや、文章の段落ごとに使えます。
例えば、「説得力のある求人の書き方」について書く場合、次のような三段論法で記事を書き始めれば、読み手の興味を本文に向けられます。
- 前提(1)
求人に説得力を持たせるには論理的な構成が欠かせない - 前提(2)
三段論法を使えば論理的な求人が書ける - 結論
三段論法を使って説得力のある求人を書こう。
この構成の元、記事の本文に興味を持ってもらう為に、出来上がったのが、次のリード文です。
(リード文とは、最初に読むキャッチフレーズだと思ってください。)
あなたの求人には説得力がありますか?
説得力のある求人を書くには、論理的な構成が必要です。”三段論法”のテクニックを使えば、誰でも論理的な文章を書けるようになります。
例えば、下記のように↓
[リード]
あなたも三段論法を使って説得量のある求人を書いてみませんか?[書き出し]
この記事では、三段論法でメッセージに説得力を持たせる方法を説明しています。
このような書き出しなら、説得力のある求人を書くにはどうすればいいか、そう悩んでいる人の興味を引くのではないでしょうか?
「三段論法」というテクニックに興味を持ち、よりよい求人を書くために、続きを読んでみようと思うはずです。
三段論法のSEO効果
三段論法はSEOにも効果的です。
WEBページを構成するHTMLという言語は、論理構造(文法)が明確に定義されたプログラムによって成り立っています。
英語圏発祥の検索エンジン(googleなど)は、英語文法のように、結論を先に持ってくる文章を好みます。
また、三段論法も文章の構成(型)が決まっている書き方なので、検索エンジンのロボットも記事の中身を理解しやすいのです。
(ロボットは法則性や規則性に従順です)
三段論法は読み手にとっても説得力があり、読みやすい。
ロボットにとっても”型”が決まっているので、読みやすい。
結果、SEOにも強いというわけです。
まとめ
もし求人に説得力を持たせたいのであれば、三段論法で書きましょう。
順序立てて伝えることで論理的な文章に、つまり説得力のある求人に仕上がります。
そして、SEOにも効果的です。
さっそく、”三段論法”を使って、求人作成にとりかかりましょう。
こちらも要チェック!
にわかコンサル多すぎ・・・。
- その他/登録待ち
2020年8月19日
最近、とある活動をしていて、 新しく同業の存在を知ったりするのだが、 非常に残念に思うことがある。 WEB制作業者が、 ……
採用のプロが告白!90%の人は、落ちる履歴書を作っている。
- 就職活動
2020年3月13日
人材サービスを行っている私たちは、履歴書を読まない日は無いくらい、毎日のように履歴書を読みます。 仕事相談に来られる方の……
効果的な求人を書くために必要な”文章量”を増やすコツ
- 採用活動
2020年10月21日
採用担当者にとって、求人を書くということは、大変な作業だと思います。 大変な作業がゆえに、雑な作り込みになってしまったり、後……
求人の”文章・ライティング”の力を高める2つの学習要素
- 採用活動
2020年10月8日
人材採用の工夫を、ある程度重ねてきた採用担当者であれば、求人の出し方(文章の書き方)が重要なのは、常識かと思います。 &nb……