• Home
  • 短い文章の求人と、長い求人は、どちらがよいのか?

短い文章の求人と、長い求人は、どちらがよいのか?

この記事の目次

求人の書き方についてレクチャーしていると、

「もっと短い文章の方が良いんじゃないですか?」

と、よく言われます。

確かに、「長いと読む気にならない」というのは、自然な考えです。

しかし、その考えは”間違っています”

「文字が多いと読む気にならない」

これを、

  • 文章を考えるのが面倒くさい
  • 単に多くの文字を読む気が無い

というだけの理由で、書くにしても読むにしても「やらない理由に」しているからです。

全員が同じ「長い文章は嫌い」というなら、なぜ小説が存在しているのでしょうか?

あなたが、今までで一番面白かった”本”を思い浮かべてください。

2つ質問します。

「その本、読むのは面倒くさかったですか?」
「その著者は、面倒くさいと思いながら書き上げたと思いますか?」

この2つが「文章の長さ」に対する答えとなります。

文章が短い求人 VS 長い求人

求人においては、短い文章のほとんどが、作成者の”手抜き”です。

その上で、文章の短い求人の良いところをあげるなら、
「パッと読める。ということは、読んでもらえる人が増える。という事は、応募してくれる人も増えるかもしれない。」

・・・無理やりですが、良いところは、こんな感じです。

反対に、長い文章は、書き手の”努力”が見えます。

長い求人には、募集している仕事(会社)の

  • 楽しさ
  • やりがい
  • 詳細な仕事内容
  • 会社の雰囲気
  • 魅力
  • その他もろもろ

などの情報が盛り込まれている為、手抜きした求人と比べて、応募してくれる確率が高くなります。

このように説明すると、私が長い文章が好きなだけのように聞こえるかもしれません。

しかし、文章が長いことと、読んでもらえるこは、ほとんど関連性がありません。
読まれる求人・応募される求人というのは、”長さ”ではありません。

読んでもらえる求人とは?

求人に限らず、ブログでも雑誌でも、小説でも、読み手はどんな時にその文章をしっかりと読むのか?

「興味や関心があるからです」

コレです。

私たちが何かを読むときに、これ以外の理由でしっかりと読み終えるなんてことはありません。
文章が短いからでもなく、長いからでもありません。

例えば、ハリーポッターを最後まで読むのは「面白いから」で、ハウツー本を読むのは「知りたいから」です。
自己啓発本を読むのも「自分を変えたいから」です。

どれも内容を薄くしてまで文章を短くするなんてことはありません。
伝えるべき内容をきちんと盛り込んだうえで、ベストな長さに仕上がっています。

これを肝に銘じて、求人を書けば、おのずと最適な長さで、その求人の良さを伝えられるはずです。

文章は、伝えるべき内容を盛り込んだ最小の長さが、最適なのです。

短くても、伝えるべき内容が読み手にきちんと伝われば、それは正しい文章量となります。

求人の究極の目的とは?

求人の目的は、当然、人の採用です。
優秀な人の採用です。

色んな人に見てもらう事でも、文章を読んでもらう事でもなく、応募してもらって、採用をすることです。

その目的のために、セールスコピーという技術を求人の世界でも使います。

これが出来ている会社は、全国で見ても、0.001%以下です。
(もっと低いかもしれません)

つまり、この技術を求人に落とし込むだけで、競合他社よりも、良い人材の採用につながります。

優秀な人材を他社に奪われることなく、あなたの会社で採用出来ます。

この頭があれば、どんな求人媒体を使ったって、必ず効果が出せます。
これは、「必ず」です!
実は・・・状況によっては、成果が出ないこともあります。
なんてことはなく、「必ず」です!

私たちは、求人に応募があるかないかを、媒体のせいにすることはなく、求人の完成度で判断するべきなのです。

まとめ

求職者は、求人に見飽きています。
ご飯を食べながら、寝ながら、風呂に入りながら、いつだってスマホを片手に求人情報を眺めています。

求職者をみくびってはいけません。
手抜き求人は、読まれません。
もしそれで応募が入ったとしても、”運がよかっただけ”だと思ってください。

どんな会社なのかを、本当の意味で伝えきった求人にこそ、本当の成果が期待できるのです。